「君の膵臓をたべたい」レビュー

ストーリー

高校生の僕は、ある日クラスメイトである山内桜良から「私は「末期の膵臓がん」だ」とカナリア栞という日記帳を渡されます。その日記帳にはいろいろな想いが綴られており、そこから桜良との交流が始まりました。その後、肉親のない桜良から誕生日プレゼントを買って渡したり、桜良の日記を読んだりするうちに、桜良との時間が大切だと感じていく場面があります。その後、彼女の死去により、彼女との思い出が人生の重要なものとなっていくというストーリーです。

感想

「君の膵臓をたべたい」は、愛と死が描かれている青春映画です。奇妙な病を抱えた女の子との出会いが、観客の心に深い感動を与えてくれます。

主人公の僕が、桜良と出会い認める心情が、段階的に描かれているので、共感力が高い。
また、幼少期からのトラウマが原因で、人との接触を拒否する生き方をしていた桜良が、自分という存在や過去に向き合う姿勢にも、心を打たれます。

終盤の桜良の死没シーンは感動的で、胸に迫るものがあります。また、エンディングでも感動的な演出があり、涙腺を刺激されるシーンが多い映画です。

評価

私は、この映画を高く評価しています。食にこだわっているタイトルに反して、テーマは愛と青春、そして死です。映像の美しさ、音楽など細かなところまで、巧妙に練り込まれていると思います。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、「愛しくて、切なくて、美しいひととき」を描いた素敵な映画だと言えます。愛や人生の大切さ、そして死への向き合い方をリアルに描いたこの映画は、多くの人を魅了することでしょう。