映画『ジョジョ・ラビット』のレビュー

ストーリー

第二次世界大戦下のドイツを舞台に、純粋な心を持つ10歳の少年・ヨハンナン・ベテルマンこと「ジョジョ」と、彼の友達でイマジナリーなヒトラーを描いた青年・アドルフが織り成す物語。

キャスト

  • ロマン・グリフィン・デイヴィス(ジョジョ役)
  • タイカ・ワイティティ(アドルフ・ヒトラー役・監督)
  • シャーリーズ・セロン(ローザ役)
  • トーマス・マッケンジー(ヨアキム役)
  • ステファン・マーチ(カイシュ役)

印象に残ったポイント

  • ユーモアと愛が詰まったストーリー。戦争を背景にした重いテーマを扱いながらも、ジョジョとアドルフのユーモラスな掛け合いや感動的なエピソードにより、何度も涙が出た。
  • キャラクターたちの演技。子役であるロマン・グリフィン・デイヴィスが、ジョジョの純粋で愛らしい心を見事に表現していた。また、タイカ・ワイティティが演じたアドルフ・ヒトラーは、まるで友達のような存在であり、その掴みどころのないキャラクター造形が秀逸だった。
  • 映像表現。ドイツを舞台に、左右から切り込む縦長の映像や、黒い爆弾を散りばめた映像など、絵画のような映像表現が印象的だった。

総評

『ジョジョ・ラビット』は、笑いあり、涙あり、驚きありの傑作映画だ。タイカ・ワイティティが描くアドルフ・ヒトラーは、他では見られない奇妙なキャラクターであり、彼を通じて戦争や人間の愚かさを考えさせられた。スタッフ、キャスト、演出、美術、音楽、どれをとっても秀逸であり、大推薦の一作である。


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