映画「ジョーカー」レビュー

概要

「ジョーカー」はDCコミックス作品に登場する悪役ジョーカーのモチーフを題材にした映画である。監督は『ハングオーバー』シリーズのトッド・フィリップス。

ストーリー

物語の舞台は1981年のゴッサム・シティ。劣等感に悩まされるアーサー・フレックス(演:ホアキン・フェニックス)は、スタンダップコメディアンを目指していた。しかし、失敗続きで低賃金の清掃員の仕事を始める。
心身ともに疲れ切ったアーサーは、保険医療サービス削減問題で抗議集会を行っていたトーマス・ウェイン(演:ブレット・カレン)の拉致事件に偶然巻き込まれていく。
一方、アーサーは母親が亡くなる前に送られて来た父親からの手紙によって、自分がトーマス・ウェインの子であることを知る。しかし、トーマス・ウェインは彼の存在を否定し、アーサーの心は折れていく。
そして、アーサーは“ジョーカー”として誕生し、市民に向けて狂気と暴力を振りまいていく。

演技

ホアキン・フェニックスの演技は圧巻。アーサーの心の闇を丹念に描き出すと共に、ジョーカーとしての狂気ともども、映画を支える。アカデミー主演男優賞を受賞したことも納得できる。

映像美

映像は主観的な構成で、視聴者をアーサーの心の内側に引き込む。色彩の選択や照明も非常に緻密で、映画全体に圧倒される美しさがある。

感想

「ジョーカー」は、人間ドラマとしての面白さと、演出、演技、映像などから、芸術的な作品として非常に優れた作品である。一方で、描かれる悲惨な人生や、物語中に起こる暴力行為が、心理的ストレスを与えることもあるため、視聴する際には注意が必要だと感じた。

参考:https://wwws.warnerbros.co.jp/jokermovie/


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