あらすじ
主人公の僕は、病院でたまたまクラスの女子・山内桜良の予後を知ってしまう。桜良は、膵臓がんの末期で余命わずかしかない。桜良は「秘密」を持っていて、僕は彼女の最後の願いを叶えるため、二人で過ごす時間が増えていく。
感想
本作は、同名小説を原作とした映画である。野村周平、浜辺美波の二人が演じる主人公と桜良の掛け合いが印象的だった。特に、桜良の天真爛漫な性格が、物語の雰囲気を明るくしている。
また、映画においては、彼女たちの美しい言葉や姿だけでなく、多様な感情を表現する音楽とともに、ドラマティックなシーンが多い。最後のシーンでオリジナル曲が流れる際には、不意に目が潤んでしまった。涙を流すほど泣ける映画ではないが、感傷的な観客を一瞬で涙させるラストシーンは、本当に素晴らしいものだった。
評価
本作は、放つ余地のない若さと純粋さを描いた映画である。平凡かつありふれた日常の中に、不倫沙汰や起承転結といった歯車が回り、サスペンスの要素を盛り込む。このバランスが良く、映画館で見るのに最適だ。総合的な評価は、5/5である。是非多くの人に見てほしい映画である。
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