『君の膵臓をたべたい』レビュー

ストーリー

主人公の僕は、ある日クラスメイトである山内桜良と共に、病院から秘密裏に出された自分のイイ声のCDを聴いているところで、彼女がなぜか自分の病気誌を自分で肉筆で書いたノートを置いていってしまい、それを読むうちに自分が練り歩む道に迷いを感じていた。

桜良、彼女は僕が生まれ育った街に住んでいて、母親が彼女の家に家政婦として出入りしており、近所のスーパーでアルバイトをしていたこともあって、僕とは一度だけ買い物の袋をさげてうちに寄ったことがある。

それ以来桜良との何の接点もなかった僕だったが、彼女の意外すぎる素顔に少しずつ心惹かれていく。そしてある日、彼女から驚くべき告白を受けることになる。

感想

『君の膵臓をたべたい』は、原作小説を映像化する作品ですが、私が最初に手に取ったのは、やっぱり小説だったので、心強い気持ちで映画に向き合うことができました。

映画のストーリー展開も、原作に忠実でありつつ、「泣ける」と言われていた程に切なく、美しく描かれていました。特に、桜良のラストシーンは、小説でも映画でも私は号泣しました。そして、もう一度、原作を手に取り直したのですが、映画意欲がもう一度上がったのです。

本作を未読の人には是非、映画から入ってもらいたいと思います。本作には、普通に暮らしているだけでは気づけない、大切なことが詰まっています。


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