映画『1917』レビュー

あらすじ

第一次世界大戦が最高潮に達した1917年、ドイツ軍が撤退したと思われた地帯に、敵軍の罠にかかった英国軍が迫りつつあった。その中には、フランス軍の撤退の命を運ぶ任務を受けた2人の若い兵士、シェーファーとブレイクがいた。彼らは、爆撃、砲撃、毒ガス、罠をかいくぐり、混沌とした戦場を進んでいく。

感想

この映画は、一見普通の戦争映画のようでありながら、撮影方法が斬新で注目を浴びている。実際には、ひとつのショットを最長9分間も続けたり、ジェットコースターのようなカメラワークで戦場を描写している。この手法によって、観客はまるで戦場を体験しているかのような臨場感を味わえる。また、登場人物たちを真正面から見つめるカメラアングルによって、彼らの苦しみがよりリアルに伝わってくる。映像美も圧巻で、映画の冒頭で描かれる、芦の穂が揺れる風景などは、まさに絵画のように美しい。

評価

本作は、戦争の悲惨さを描きながらも、兵士たちの勇気や絆を讃えた作品である。また、現代的な手法で構成されているため、若い観客にもわかりやすく、映画館で見る価値があると思う。個人的には、戦争映画が好きではないが、この映画は本当に素晴らしかったので、全面的におすすめできる。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です