『ジョーカー』レビュー

ストーリー

『ジョーカー』は、元々はコミックの中の“悪役”キャラクターであるジョーカーの、犯罪活動への道程を描いた作品です。主人公アーサー・フレックス(ジョーカー役)は、ニューヨークご当地テレビ局でクラウンを着たコメディアンとして働く物静かな男性でしたが、彼は人生の中で多くの不幸な出来事に遭い、いわば社会から見捨てられてしまいます。こうした経緯からジョーカーへと成り上がっていく彼の姿を描きます。

キャスト

・ジョーカー役 : ホアキン・フェニックス
・トーマス・ウェイン役 : ブレット・カレン
・パトリシア・ウェイン役 : カリー・コリンズ
・ソフィア・ダンス役 : ジュリー・スメルダース

映像表現

『ジョーカー』の映像表現は、ダークな世界観とともにジョーカーの心の底にまで入り込んでいくような臨場感があります。観客は、主人公の内面を垣間見ることができ、ジョーカーがどうしてそこまでの暴力的な思考をするようになったのかが理解できます。それには、ホアキン・フェニックスの素晴らしい演技が貢献しているといえます。

まとめ

『ジョーカー』は、グロテスクな描写が多いため、苦手な人には推奨しにくいものの、暴力と狂気といった要素が、どのような人間を作り上げたのかを考える材料にもなります。そして、主人公がどれだけ社会から見放された状態にあるか、そして、もう一人の主人公であるトーマス・ウェインの立ち位置も明確にされており、物語自体が非常に深みを持っています。映像にも注目して鑑賞することをお勧めします。


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