『君の名は。』

ストーリー

中学生の少女・三葉は、岐阜県の小さな町で暮らす高校生・瀧と入れ替わる夢を見る。二人は互いの生活を切り盛りしながら、それぞれの問題や夢を抱えて成長していく。

評価

『君の名は。』は、監督・新海誠氏が手掛けた劇場アニメーション作品。美しいイメージや賑やかな音楽、描かれた「奇跡」など、多くの観客を魅了しました。主人公たちの学校や街の描写は、緻密でありながら温かみがあって、キャラクターたちの情景は、癖になる程に魅力的に描かれています。

特に映像美においては、江ノ島の神社などが美しく描かれており、自然の美しさや雨の自然表現は、まるで現実にいるような臨場感があります。映画の途中で登場する祭りのシーンは、劇場のスクリーンで見ることが体感でき、迫力があります。また、曲者となる、作曲家・RADWIMPS氏が手がけた音楽も、映画の主人公たちの心情を忠実に伝える形で使われており、映画の世界観を高めています。

一方で、物語そのものは、少しシンプルのようにも思えます。『君の名は。』は、瀧と三葉が出会ってからのドタバタラブコメ的要素を含み、作品全体としては、少し青春映画のような雰囲気を味わうことができます。それでも、ストーリー自体は、ゆったりと展開し、深い人間ドラマとしての余韻に誘われます。少しづつ意識を取り戻していく瀧の姿には、多くの観客が心を打たれたようです。

まとめ

『君の名は。』は、新海誠監督が手がけた美しいアニメーション映画です。夢の場面や徐々に意識を取り戻す瀧の姿には、観客の胸を打つものがあります。音楽も映像も見応えがあるので、観に行くことをオススメします。