あらすじ
高校生の男子、僕(主人公の名前は明かされない)はある日、偶然同じ病院の診察室で診察を受けた同級生・山内桜良の携帯に「僕の膵臓がんが再発した。もう治療を中止しようか悩んでる」というメモが残されていることを知る。桜良は、診察室より先に自分の病名を知り公言し、死を意識しながらも前向きに生きる決意をした。その残りの時間を、二人で過ごすことになる。
感想
この作品は、初めて読んだときから心に残る作品として印象に残りました。とても切なく、心が温かくなる物語です。
主人公の名前が明かされないという点も、共感を呼びます。自分自身が主人公のように、自分自身で語りかけるように物語を読み進めることができます。
また、恋愛要素があるという点も、この作品の魅力の1つです。桜良の前向きな生き方と、主人公の成長が物語の中で描かれています。
映画化された際にも、原作を忠実に再現する演出が施され、原作ファンはもちろん、初めて触れる人にも親しみやすい作品となっています。特に、映画版での桜良を演じた浜辺美波さんの演技には、涙が止まらないほど感動しました。
まとめ
「君の膵臓をたべたい」は、切ない恋愛要素がありながら、主人公と桜良の前向きな生き方を描いた感動的な物語です。映画版も原作に忠実に再現され、見る人の心に深い感動を呼び起こすことでしょう。是非、読んでみてください。
※注記:文章中に出てくるタイトル、登場人物名は原作の表記に従っています。
コメントを残す