『君の膵臓をたべたい』のレビュー

ストーリー

高校2年生の主人公・小林は、健康診断で「膵臓がやられていて、余命もあとわずか」と宣告される。そんな中、同じ学校の美少女・山内と出会い、彼女から「ひみつの共有日記」を書くという提案を受ける。やがて、山内も病に冒されていることがわかり、2人は互いに想いを寄せ合いつつ、短い生命を共有していく。

キャスト

  • 小林 – 流れ星のナダル
  • 山内 – 菅田将暉
  • 小林の母親 – 樹木希林
  • 小林の父親 – 中村蒼

感想

この映画は、元々は小説であるが、映画化にあたっては原作者が脚本を手掛けているため、ストーリーの構成が非常によくできている。山内と小林のやりとりからは、若さと同時に、悲しみと明るさがにじみ出てくる。そして、映画の中で「自分のことは好きだけど、自分を好きになってほしくない」というセリフが印象的だった。このセリフから、山内が自分をどこか拒絶しているような感じが伝わってくる。それ故、ラストシーンで小林が「好きだ」と告白する場面は、胸を打たれるものがあった。また、若いキャストが目立っていた中、小林の父親役の中村蒼がいい味を出していたと思う。全体的に、非常に良い映画だったと思う。

以上が本作『君の膵臓をたべたい』のレビューでした。是非、映画館で鑑賞してみてください。


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