映画『シン・ゴジラ』のレビュー

あらすじ

東京湾に現れた巨大生物が次々と進化し、東京を襲う。政府は対処に苦慮し、様々な意見が寄せられる中、総理大臣の指示により若手官僚・津田耕作(福山雅治)が対応にあたることになる。次第に状況は深刻化し、日本が全世界に発信する最終通告の成功が危ぶまれる中、津田は奮闘する。

感想

本作は、現代社会が時代として直面している問題を反映していると言える。政府の対応に疑問を感じることが多い中で、若者にその責任が与えられ、批評的な目線で撮影されていることが印象的だった。

また、特撮シーンに関しては、視覚効果が素晴らしかった。巨大怪獣の動き、破壊する景色は圧倒的であり、臨場感がある。特筆すべきは、描写される怪獣の進化と怪獣と戦う日本の対処策だ。その進化を目の当たりにすると少し怖くなりつつも、策を立てる有能な人々を見ることができたことは心強い。

総じて言えることは、現代の日本を描いた映画であり、怪獣映画としても非常に面白かったということだ。この2つのジャンルをうまく組み合わせたことにより、見ごたえある作品に仕上がっている。

評価

本作は、政府やメディアといった現代の社会問題に対して、若い世代を中心に批判的な観点を持ち、ストーリーにより深い感銘を与え、スリリングで見ごたえある結末があり、特撮シーンにおいても見応えがある。そのため、本作を見ることを強くお勧めする。

(※本作は2016年公開)


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