あらすじ
突如東京湾に出現した巨大怪獣・ゴジラにより都市は壊滅的な被害を受ける。政府は初めは軍隊で対処しようとするが、その力不足により民間人や市民団体の協力を得ながら対処策を模索する。やがてゴジラの正体や特徴が判明し、それを使った独自の作戦が試みられる。
感想
本作は、従来のゴジラシリーズと異なり政治や行政的な要素が強く盛り込まれている。総理大臣や内閣官房長官、自衛隊関係者の役柄がある程度中心になっており、それらの人物たちがゴジラという巨大な災害に立ち向かっていく、というドラマチックな展開が魅力的である。
また、怪獣映画としての「ゴジラ」についても、リアルな描写や特殊効果により極めて迫力がある。特に、ゴジラの陸地上での移動シーンや熱線攻撃が圧巻である。
一方、ストーリー展開に若干の長さがあるため、余韻を残す感じではなく無駄に引き伸ばしている印象がある。
評価
4.5/5
以上のような感想を持ったが、総じてシン・ゴジラは映画として優れた出来と言えると思う。政治的な要素と怪獣映画という異色の組み合わせにより、単に娯楽的な面だけでなく、社会派的な側面にも強く訴えかける作品となっている。
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