あらすじ
雨の日の夜、陪審員兼裁判員12人が一室に集まり、黒人少年の裁判の有罪か無罪かの判定を行うことに。しかし、最初の投票で1人だけが無罪を主張し、その後の議論を重ねながら少しずつ12人全員が無罪を主張するようになり、事件の真相を解き明かしていく。
感想
私はこの映画を初めて見た時、すぐに惹き込まれました。一見ただの法廷ドラマのように見えますが、実はとても深い作品です。陪審員たちの心理描写がとても細かく描かれており、またそれぞれが抱える偏見や過去の出来事が最終的な判定に大きく関わってきます。12人の陪審員それぞれの人間ドラマが描かれ、観る者の心を動かします。
特に印象に残ったのは、最初の投票で無罪を言った1人の陪審員。彼が他の陪審員に論破されながら、徐々に自分の意見を主張し続けるところがとても印象的でした。また、最後に真犯人が誰か分かる場面では、全員の顔に浮かぶ表情が素晴らしかったです。
結論
この映画は名作中の名作であると思います。単なる法廷ドラマではなく、人間の心の闇や光を描いた作品です。是非とも一度は観ていただきたいと思います。
※本記事はあくまで個人の見解であり、作品の価値を否定しているわけではありません。
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