映画「天気の子」のレビュー

あらすじ

主人公の高校生・森嶋帆高は、家出中の自分を含めた「過去」と向き合えず、対人関係が上手くいかない毎日を送っていた。ある日、彼は雨の中で出会った少女、天野陽菜と出会う。彼女は人々を景気づけるような晴れ男のような存在で、自分たちの出会いを境に、自分たちの生きる「今」に向き合うことができるようになる。

感想

本作は、前作「君の名は。」を手がけた新海誠監督の最新作であり、美しく壮大なビジュアルが魅力的な作品だ。特に、都会の街中に浮かぶ水たまりや息を吹きかけるような場面など、リアリティとファンタジーが融合した映像表現には、感動を覚える。

また、本作は「家出少女と知り合ってから前向きになるという紛れもない成長ストーリー」でありながら、「人々の気持ちを変えることができる力を持った少女が、自己犠牲をしながら人々を救おうとする」というストーリーも織り込まれている。この独特の設定が、本作が持つ感動やスケール感を一層引き出しているように思われる。

ただ、ストーリー展開があまりにも早く、個々のキャラクターの掘り下げが浅いところが気になるところかもしれない。帆高の家族関係や、陽菜が抱える悩みがもう少し掘り下げられていたら、より深みが増したかもしれない。

まとめ

「天気の子」は、感動的なストーリーと美麗な映像表現で、観る者の心を掴む作品となっている。ストーリーには改善の余地があるものの、新海誠監督のファンはもちろん、ファンタジー映画が好きな人にはおすすめの作品となっている。


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