猿の惑星: 聖戦記

あらすじ

猿の惑星シリーズ最新作『猿の惑星: 聖戦記』は、前作『猿の惑星: 新世紀(ライジング)』から10年後の世界を描いている。
シリーズ屈指のエイミーというカワウソザルのアンディ役で一躍有名になったカーニバルの顔役、セザーが率いる猿たちと、人類と猿たちの戦いが終わった後、人類は決死の覚悟で製造したウイルスにより猿たちは数を減らした。
平和に暮らす猿たちの里に、強大な敵軍が迫る。人間の武装勢力「アルファ・オメガ」が、ウイルスをまとに猿たちとの最後の決戦を繰り広げようとしていた。
やがて、アルファ・オメガの首領を中心とした拷問と処刑が繰り広げられる中、セザーは自らも負傷しながら最後の聖戦を迎えるのだった。

評価

猿の惑星シリーズは人類の絶滅、逆転、支配を各作品ごとに描いているが、『猿の惑星: 聖戦記』は、シリーズの中でも最も暗く、深く、壮大な物語として描かれている。
戦争の醜態、迫害、差別、宗教、信仰、自由といったテーマが、散りばめられている。また、人間側も、猿側も、さまざまな考え方、価値観が存在し、それを深く掘り下げているのが印象的だ。
一方で、猿たちに愛着を持ってきた観客にとっては、見るに堪えないシーンがあるかもしれない。
CG技術の進歩に驚嘆するばかりのアクションシーンも見どころである。
総合評価としては、『猿の惑星: 聖戦記』は、シリーズの中でも最高傑作の一つといえるだろう。

※注意:本作品は猿たちが多数登場しているため、一部の場面で過激な表現が含まれております。


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