あらすじ
主人公の高校生、春日井壮(かすがいそう)は、病院に落とし物を届けたことがきっかけで、同級生の山内桜良(やまうちさくら)が余命わずかであることを知る。壮は桜良と出会ってから、彼女との思い出作りを通じて次第に彼女の人生に惹かれていく。
感想
この映画は、原作小説を映像化したものであり、物語の背景とともに映像からも情緒が伝わってきます。壮と桜良の心の変化が静かに描かれるため、共感を覚える人も多いでしょう。また、登場するキャラクターたちが設定される時のワードチョイスも、重々しくなりすぎることがなく、丁寧でちょうどよいと思いました。
映像と音楽
映像と音楽の演出もすばらしく、描かれる季節感や天気がまさに映画であることを感じさせてくれます。また、劇中歌が映画を引き立てる雰囲気を持ったものになっていて素晴らしいです。映像に対し心地よい余韻が残り、幅広い層に観てもらいたい作品です。
総評
「君の膵臓をたべたい」は、今後も観続けられる名作と言えるでしょう。心に残るシーンや物語がたくさんあるため、何度も観たくなると思います。また、ヒロインとヒーローの成長や友情の形が、深く考えさせられる作品です。これを機に、芸能界に興味のない方もぜひ観ていただきたい映画のひとつです。
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