映画「時をかける少女」のレビュー

あらすじ

「時をかける少女」は、脳内タイムトラベルができる少女、紺野あさみが主人公の物語である。彼女は東京都内の高校生で、ある日突然、通学中に転んで頭を打ってしまったことがきっかけで、過去や未来にタイムトラベルする力を手に入れる。ある日、あさみは未来の自分が残した手帳で、チャームポイントの赤いリボンをつけた少年、柿崎憂と出会い、彼との交流を通して、過去や未来を見るうちに、自分自身に向き合い、自分らしさを見つけていく。

感想

この作品は、原作が芥川龍之介の小説「時をかける少女」であり、1970年代にアニメーション映画化もされた作品のリメイク版である。本作品は、原作小説と違い、物語の舞台を現代の高校生に置き換え、今時の若者の悩みに焦点を当てている。また、憂という男性キャラとの恋愛模様が、原作よりも重視されている印象を受ける。

映像作品としては、豊かな色彩と丁寧なタイムトラベルの描写で、まるで自分自身が時をかけているような気分にさせられる。良くも悪くも、ここ数年のサブカル映画作品の中でも、強烈な印象を持つ作品であった。

まとめ

「時をかける少女」は、原作小説やアニメーション映画版のファンにとっては、違和感を持つところもあるかもしれないが、本作品単体としては、タイムトラベルものにありがちな退屈さはない、楽しい映画作品となっている。是非とも、観ていただきたい。

以上が、映画「時をかける少女」のレビューでございました。是非、劇場でご鑑賞いただけたら幸いです。