映画「インセプション」レビュー

ストーリー概要

「インセプション」は、主人公のドミニク・コブが他人の夢の中に侵入し、夢の中でターゲットの思考を操作するというストーリー。彼自身も過去のトラウマで夢の中で自己崩壊していくドミニクは、自分自身も夢から抜け出せなくなる危険性がある。ターゲット候補のベトナム人男性、彼の潜在意識の中で、誰かに年金詐欺をやらせ、相続問題を解決させるためのインセプション作戦が展開されます。

演技力・キャスティング

本作はクリストファー・ノーラン監督作品で、ドミニク役のレオナルド・ディカプリオを始め、エリオット・ペイジ、 トム・ハーディ、カリーン・マルテル、ジョセフ・ゴードン＝レヴィット、 マリオン・コティヤールなど実力派俳優が豪華に揃っています。各俳優の演技は、緻密かつ緻密に仕組まれたストーリーの中で妙に印象に残っていきます。特に、ディカプリオの狂気に翻弄されるような演技は見事でした。

映像・音楽

映像の美しさは、クリストファー・ノーラン監督の代名詞とも言えるところ。コンピューターグラフィックを駆使した迫力あるアクションシーンは素晴らしく、驚きと感動を呼ぶものでした。また、映画音楽もハンス・ジマーの力作で、物語を更に深い次元に引き上げてくれる素晴らしい音楽になっています。

評価と感想

「インセプション」は、映像と演技、ストーリーすべてにおいて高水準の作品であることが間違いありません。また、それらが見事に結びついていく展開は、観る者を完全にノックアウトしてくれます。どんどん深みに落ちていくような感覚に包まれ、夢の中でもさまようような、圧巻のストーリー展開が虜になり、何度でも見返してしまいたくなる作品です。