映画「君の膵臓をたべたい」の感想

ストーリー

主人公の少年が、クラスメイトである女子生徒から不治の病である膵臓がんであることを告げられる。その後、2人は交流を深め、秘密の日記を共有していく。やがて、女子生徒の死期が迫ってくる中で、2人は「やり残したこと」を叶えるために旅に出る。

浜辺美波と北川景子の演技が見事で、感情移入をしながら映画を観ることができた。特に、浜辺美波の繊細な表情が印象的で、涙を誘われるシーンも多かった。

映画は美しい風景が多く、全体的に柔らかい色調でまとめられている。特に、海辺でのシーンは美しく、心が癒される。

映画の音楽は、主題歌「群青」をはじめとして、バックミュージックも良かった。海や風景に合わせた音楽は、映画の雰囲気をより一層引き立たせるように感じた。

本作は、原作小説も大ヒットした人気作であるため、期待感が高かったが、実際に観てみると期待以上だった。演技、映像、音楽全てが良く、泣けるシーンも多い。ただ、主人公と女子生徒の関係性には微妙な部分もあり、人によっては納得感がないかもしれない。それでも、感動することは間違いない。推奨度：★★★★☆。