映画「ジョジョ・ラビット」のレビュー

ストーリー

第二次世界大戦下のドイツを舞台に、10歳の少年ジョジョ・ベッツラーがナチス党員として育てられる中、架空の友達であるユダヤ人の少女エルサと出会い、親子愛や人間の尊厳について学ぶ物語。

演技・キャラクター

主人公のジョジョを演じるのはローマン・グリフィン・デイビス。デビュー作でありながら、キャラクターの心情や葛藤を見事に表現している。また、ジョジョのママを演じるスカーレット・ヨハンソンも印象的で、子供たちに囲まれた優しい母親という役柄を完璧に演じきった。

映像美

作品の冒頭に出てくるナチスドイツのプロパガンダ映像は、笑いを誘うほどオブラートに包まれた残酷なものがリアルに再現されており、非常に印象的だ。

音楽と効果音

ドイツ語の歌や兵器や爆撃機の効果音が使われている中、 The Beatles の「I Want to Hold Your Hand」やDavid Bowieの「Heroes」という西洋音楽も散りばめられており、現代的なアレンジが効いている。

結末・感想

ジョジョの心の変化やエルサや他の登場人物たちとの交流が描かれているが、物語の中でもイメージストーリーが緻密に構成され、テンポの良い物語展開が非常に魅力的だ。終盤には感動的な場面もあるが、全体的には「笑い」と「感動」を上手くバランスさせた作品になっていると言える。

全体的に、社会に残酷な部分がある中で愛や人間の尊厳を描いた感動的な映画になっている。見る人が泣いたり、笑ったりと感情が揺さ振られる作品であり、映画館で観る価値がある作品だ。


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