『サイレントヴォイス 聴覚の才能』のレビュー

あらすじ

小学校時代に欠席の多かった少女・西宮硝子は、ハンディキャップを抱える転校生・石田将也と出会い、心を通わせる。だが、将也は聴覚に障害を持っており、そのことが原因でいじめに遭っていた。硝子は将也のために手話を覚え、友人たちも巻き込んで将也を救おうと奮闘するが…。

感想

本作は、聴覚障害を持つ人たちの世界を描いた感動作品だ。主人公の西宮硝子役を演じるのは広瀬すず。彼女は子供から大人まで幅広い年齢層に支持されており、本作でも彼女の演技力が光っていた。障害を持つ将也役の入江甚儀も、聴覚障害がある人たちが抱える苦しみや心情を繊細な演技で表現していた。

また、手話が映画の中で大きな役割を担っているが、字幕が表示される場面が少なく、会話によって手話を習得していく様子が映し出される。手話での意思疎通を通じて、コミュニケーションが成立する過程が丁寧に描かれていて、観る人たちにも手話へ興味を持たせることができる。

教師役の本田翼が演じるのも見どころの一つ。硝子たちをサポートする良き先生としての役割を担っていたが、彼女自身が将也を不平等な目で見てしまった過去を背負うストーリーもあり、その葛藤も魅力的だった。

まとめ

聴覚障害を持つ人たちの苦しさや手話を通じたコミュニケーションの大切さを描いた、感動作品。役者たちの演技力も光り、手話へ興味を持たせる描写も見どころの一つ。是非観て欲しい作品だ。


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