ストーリー
主人公の少年・春野サクラコは、ある日クラスメイトである山内桜良と偶然文庫本を落としたことで出会う。その文庫本には、自分が死ぬことが書かれていて、サクラコはそれを目撃してしまう。山内が膵臓がんで余命いくばくもないことを知り、それでも彼女は明るく生きようとする姿に接し、サクラコ自身も彼女の影響で変わっていく。
感想
本作は、主人公の少年が出会った山内桜良という存在から変わっていく過程が描かれています。物語の中心となるのは、山内と彼女と触れ合ったことで変わっていくサクラコの心境であり、その中で青春のありかたや悲しみの意味、また人と人との繋がりなど、多岐にわたるテーマが描かれています。
映画のクライマックスにあたるシーンは、感極まるシチュエーションが綴られており、その中で山内が強い意志を持っているにもかかわらず、サクラコが自分に対する思いに気づくシーンには感動させられました。また、終盤の展開も丁寧に描かれており、涙なしには見られない感動のラストシーンも素晴らしいものでした。
評価
この映画は、原作小説のエッセンスをとてもうまく反映していると感じました。原作を読んでいなくても、物語の主人公・山内・その姿勢を追いかけながら、小さな感動的なシーンに触れていくことができました。また、映画全編にわたって、音楽や映像表現も素晴らしかったです。
おすすめ度
①(最高点):とても感動的な青春映画を見たい人
②:少しでも感動や人間ドラマが好きな人
③:面白い映画を見たい人
この映画は、主人公の成長が描かれた青春映画としても、人間ドラマとしても見応えがありました。原作からファンである人も、未読であっても十分に楽しめる作品だと思います。
コメントを残す