「君の膵臓をたべたい」レビュー

ストーリー

主人公の少年・僕は、体育館での自習中に拾った「お前はもう死んでいる」という一冊の手帳をきっかけに、クラスメイトの山内桜良と関わり合いを持つようになる。桜良が膵臓がんであることを知った僕は、彼女とともに過ごす中で、自分の本当の想いや彼女の思いを知っていく。

感想

本作は、原作小説をベースにした青春映画である。ストーリーは、病気を超えた友情と、自分の思いに向き合うことを描いた、切なくも美しい物語である。主演の北村匠海さんと浜辺美波さんは、二人三脚で彼女の残された時間において、どんなに悲しくても、前向きに生きる桜良の強さを演じきっている。観客は、二人のやり取りに共感しながら、涙を流すような感動を味わうことができるだろう。

映像

撮影監督の重岡亮介さんによる、四季折々の自然や、キラキラ光る星空など、美しく繊細な映像が印象的である。また、桜良の絵日記のシーンでは、アニメーションが使用され、青春映画らしいかわいらしい印象を与えてくれた。

音楽

本作の音楽を担当したのは、ロックバンド・sumikaの大塚紗英さんである。物語の展開に合わせ、切ないメロディーが流れる曲や、はつらつとした楽しい曲など、バラエティ豊かな楽曲が用いられている。特に、ラストシーンで流れる「フィクション」という曲は、物語のポイントを一気に盛り上げる名曲である。

まとめ

「君の膵臓をたべたい」は、原作の魅力的なストーリーを映像化した青春映画である。北村匠海さんと浜辺美波さんの名演技、美しい映像、そしてsumikaの素晴らしい音楽が組み合わさり、観客は作品に没頭しながら、心に刻まれる感動を得ることができる。全てにおいて、大変オススメだ。

※本記事はあくまでも一人の見解であり、その映画の内容や面白さについて全ての人に当てはまるわけではありません。


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