ブラックパンサー

ストーリー

『ブラックパンサー』は、アフリカの架空の国「ワカンダ」を舞台に、王族であるティ・チャラが、自らの正義感と苦難に直面しながら、国を守るために立ち上がる物語です。ティ・チャラは、王位を継いで初めて、ワカンダに隠された先進技術と豊かな天然資源を戦力として、アフリカと世界を救うために戦います。しかし、闇の組織との戦いや、家族との関係、先王の遺産と対峙する中で、ティ・チャラは自らの影と向き合うことになります。

キャスト

チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、ダン・ガイエア、マーティン・フリーマン、アンディ・サーキス

感想

『ブラックパンサー』は、アフリカ文化を基盤とした世界観、最先端の技術、豪華なキャスト陣が鮮やかに描かれ、非常に見ごたえのある作品でした。特に、マイケル・B・ジョーダンが演じるヴィランのキルモンガーは、彼の熱苦しい演技によって、悲劇的ながらも人間味あふれるキャラクターとして描かれていて、印象に残りました。

また、音楽や映像も特筆すべきところです。音楽は、ヒップホップやアフリカンビートを取り入れたもので、作中のシーンと調和しています。そして、ワカンダの美しさや王宮の壮大さ、クールなアフリカンファッションなど、映像面でも見る人を楽しませてくれます。

評価

総合評価は、10点満点中9点です。原作に忠実な、しかし映画としてのアレンジも巧みに取り入れた作品で、アクションもしっかり描かれているのに、主人公の心理描写なども繊細に表現されている点が高評価です。ただ、キャラクターが多いため、すべての人物像を細かく描くことができていないのがやや残念でした。