レディ・バード 高校生のはじめての物語

あらすじ

主人公のクリスティンは、通称“レディ・バード”。サクラメントのカトリック系女子高に通う高校生。そんな彼女は、卒業を控えた今やっと“今”を感じるようになり、自分がやりたいこととやっていることが違うという状況に不満を募らせていた。彼女は自分を望まれていないと思い込み、就職活動に明け暮れる母親に反発し、その一方で、生徒会長らしく、わがままなリーダーシップを発揮する。そして、友だちとの繰り返されるキャンパスライフと恋愛、引っ越しや学費に悩みながらも・・・。

感想

この映画は、連日数時間、通学ラッシュに揺られる毎日を送る私をとても癒してくれました。高校生の、いわば“トーキョー・ストーリー”を描いたこの映画は、青春映画の王道を行くようなストーリーながら、女性が抱える悩みや感情がリアルに描かれています。主人公クリスティンの抱える問題や不安は誰もが経験したことがあるのかもしれません。友情や家族愛、恋愛模様など個人的な描写もありますが、全体的には、自分自身がどう生きたいのかを葛藤しながら成長するということがテーマとなっています。

評価

登場する全員が魅力的で、笑いや涙が詰まった感動的なストーリーです。また、劇中の音楽とともにサクラメントの風景を映し出す映像が美しく、アカデミー賞の衣裳デザイン賞にもノミネートされた衣裳や、年齢や人種など多様なキャストも話題になっています。全体的には、大人になってからも何度も観たいと思わせる、青春映画の傑作といえます。

評価:★★★★★


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