『君の膵臓をたべたい』の感想

ストーリー

主人公の少年・春日良（かすが りょう）は、「共病文化研究会」のメンバーである。そこで彼は、共病文化とは自分たちの病気に共感し合う文化であり、自分たちが生きるということと向き合っていくために結成された団体だということを知る。そんなある日、偶然出会った同級生・山内桜良（やまうち さくら）から、「私、『僕はこの病気で死ぬかもしれない』って膵臓の病気持ってるんだ」と告白されてしまう。

そして、桜良は自分の余命が少なくなっていることを知りながら、自分の人生を楽しんで生きていこうと春日良を巻き込んだ冒険を始める。

キャスト

大泉洋 – 春日良役

浜辺美波 – 山内桜良役

感想

『君の膵臓をたべたい』は、タイトルからもわかるように病気をテーマにした映画である。しかし、ただ病気をテーマにしただけで終わらず、とても繊細で心温まるストーリーが展開される。

主人公の春日良は、始めは膵臓の病気を持つ桜良との出会いに戸惑いもあったが、彼女と過ごす中で、自分自身の人生に向き合うことができるようになっていく。春日良と桜良のやりとりに心打たれながら、自分自身の大切なことを見つめ直すことができた。

また、大泉洋と浜辺美波の演技力も素晴らしかった。特に浜辺さんは、病気を持ちながらも前向きに物事を考える桜良の表情や仕草が、とても印象的であった。

総じて、病気をテーマにした映画ではあるが、ただ悲しい話では終わらず、人生の大切さを再認識できる作品となっている。ぜひ観てほしい。