『グリーンブック』レビュー

概要

本作は、1960年代にアメリカ合衆国を舞台に、黒人のピアニストが白人の運転手を雇って南部を旅する様を描いたコメディドラマです。監督は、ピーター・ファレリー。

ストーリー

本作の主人公である黒人ピアニストのトニー・リップは、コネチカット州出身のイタリア系アメリカ人です。ある日、トニーは自身のキャリアアップのため南部のクラブで演奏することになります。しかし、黒人であるトニーは南部では差別の対象となり、旅先でも差別的な扱いを受けることが予想されました。
そこで、トニーは白人の運転手であるドン・シャーリーを雇うことにより、南部を旅することになります。肌の色が違う二人の男性が最初は上手くやっていけるのか疑問でしたが、次第に友情が芽生え、旅路を共にすることに。

演技

本作の主演であるマハーシャラ・アリは、ピアニストのトニー・リップを演じています。彼の演技は非常に自然なもので、トニーの差別を受けるシーンでは見事な感情表現が描かれていました。
また、ビゴ・モーテンセンが演じる白人の運転手であるドン・シャーリーも素晴らしい演技力を魅せています。

感想

本作は、1960年代のアメリカ合衆国で起こった人種差別という社会問題を描いています。しかし、その描き方があまりにもストレートすぎず、コメディーを交えながら見せることによって、誰でも楽しめる作品に仕上がっています。
そんな中でも、トニーとドンの友情が最大の魅力だと感じました。肌の色が違う二人ですが、その差異を乗り越えて、本当の意味での友情が生まれる様子は感動的でした。
演技も素晴らしく、物語も心に残るものであるため、本作をお勧めしたいと思います。

以上が、『グリーンブック』のレビューになります。


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