映画『ワンダーウーマン:1984』のレビュー

あらすじ

1984年。ダイアナ・プリンスことワンダーウーマンは、現代社会で暮らしながら、かつての恋人スティーブ・トレバーを思い続けていた。そんな中、紀元前のマヤ文明で秘められた「願いを叶える石」を手に入れたマックス・ロードが、世界を支配する野望を抱き、さまざまな陰謀を巡らす。ダイアナはマックスとその娘のバーバラと戦い、スティーブと再会しつつ、人々の願いを守るために立ち上がる。

感想

本作は前作『ワンダーウーマン』と同じく、ダイアナ・プリンスが主人公のアクション映画である。しかし、前作と異なり、本作は1984年が舞台であり、時代背景を鮮明に描き出している点が特徴的だ。当時のファッションや音楽、雰囲気などが丁寧に再現されており、この時期に生きた人々や当時の文化に興味がある人にはたまらないものがあるだろう。

また、前作以上に登場人物たちの感情や心理描写が深くなっており、特にダイアナとスティーブの純粋な愛情や、バーバラの孤独や劣等感が印象に残った。しかしながら、マックスの野望やバーバラの変貌が突然すぎたり、設定に無理があるように感じられる箇所もあった。

アクションシーンに関しては、前作と同様に見応えがある。特にダイアナが輝くシーンや、最後のバトルシーンは圧巻であり、目が離せない展開となっている。

総じて、本作は前作のファンにはもちろん、80年代が好きな人やダイアナ・プリンスのファンには楽しめる一作となっている。ただし、前作をよく知らない人や、エンターテインメント性を求める人には少しハードルが高いかもしれない。

評価

★4つ(5つ満点中)

参考:https://www.imdb.com/title/tt7126948/


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