ジョジョ・ラビット レビュー

あらすじ

第二次世界大戦下のドイツを舞台にしたコメディドラマ。「狂信的ナチス少年」ジョジョ・ベッツラーは、ある日自分がユダヤ人の少女を隠している事実を知り、葛藤を抱えながら成長していく様子が描かれる。

感想

本作はコメディ映画でありながら、第二次世界大戦下におけるナチスドイツというシビアな背景を持つ。その裏腹に、主人公ジョジョは自分そっくりの妄想友達のヒトラーと様々な事件を巻き起こしたり、ユダヤ人少女イーリイスとのほんわかしたやり取りが描かれたりと、奇妙な世界観が楽しめる。
また、音楽や演出も随所に映画特有のテンポ感やコミカルな演出が散りばめられており、笑いあり、涙あり、温かみありと、魅力的な物語となっている。
ただ、コメディ色が強いため、ナチスの悪行やユダヤ人虐殺を強調しすぎず、その暗い部分が薄められているのが若干残念な点ではある。
全体的には、史実に基づくシリアスな作品から一転して軽妙洒脱なコメディとして、楽しめる作品となっている。

評価

この作品は、コメディ映画としても上手く、その流れに乗ってナチスドイツという暗い背景を把握することができる作品となっている。また、主人公ジョジョを演じるローマン・グリフィン・デイヴィスは、独特な表現力で魅力的なキャラクターを演じている。全体的には非常にオリジナルで、笑いながら考えさせられる作品だと感じた。
評価:4.5/5

以上が私の「ジョジョ・ラビット」の感想と評価です。


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