『天気の子』の感想

あらすじ

天気を操ることができる少年・海と出会った少女・陽菜。彼女に惹かれる海は、やがて彼女が抱える悩みに巻き込まれていく。

印象に残った点

まず、映像が美しい。雨の降り注ぐ日本の風景が、実に繊細かつ壮大に描かれている。物語の終盤には、東京が巨大な津波に飲まれるシーンもあるが、これも圧巻の迫力だった。

また、音楽も素晴らしい。RADWIMPSによる主題歌「グランドエスケープ」は、劇中での使い方も絶妙で、心に響く感動的なシーンに重厚な盛り上げを与えていた。

ストーリーに関しては、個人的には『君の名は。』よりも淡々とした感じではあった。ただ、登場人物たちが持つ「家族」というテーマが、本作でも重要な位置を占めていることは共通している。さらに、天気をコントロールできるという設定から、人間と自然の関係性について考えさせられた。

まとめ

『天気の子』は、美しい映像と素晴らしい音楽に目を引かれつつも、人と人、人と自然とのつながりに感じ入る作品だと思った。改めて、新海誠監督の世界観に魅了された。