映画『天気の子』レビュー

あらすじ

高校生の主人公・帆高は、不思議な力を持つ少女・陽菜と出会う。陽菜が呼び起こす『晴れ女』の力で、帆高と共に都市を変えていく物語。

感想

本作は、監督の新海誠が描く美しいアニメーションと、青春と人と人との繋がりを描いたストーリーが魅力的な作品であると感じた。

登場人物たちのやりとりや、陽菜の不思議な力、都市が変化していく様子など、幻想的かつ情感豊かな世界観が観る者を引き込む。

また、本作のサントラはRADWIMPSが担当しており、物語と音楽が一体となった感動的なシーンも多かった。

しかしながら、ストーリー展開やキャラクターの掘り下げについては、深掘りが足りていない部分もあった。また、作品全体のテーマが曖昧で、終始まとまりのあるストーリー展開には至らなかった。

まとめ

美しいアニメーションや感動的な音楽など見どころは多く、独特の世界観が楽しめる『天気の子』だが、ストーリーやキャラクター展開に改善の余地があるといえる。それでも、新海誠作品のファンや青春ものが好きな方にはおすすめの作品だと思う。