「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」のレビュー

ストーリー

「スター・ウォーズシリーズ」の最終章にして、最新作「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」は、終わりの始まりから始まります。レジスタンスとファーストオーダーの戦いは、まだ続いていました。また、新たな敵「シス・トローパー」が登場し、ジェダイ教団を狩り始めていました。

物語は、主人公のレイ、フィン、ポー、そして新たな仲間とともに、ギャラクシー最強の敵である「皇帝ペイパティーン」を打ち破るために旅を続けるというものです。そして、レイが自分の正体を知ることができ、ジェダイの伝説である「スカイウォーカー」に関する衝撃的な真実も明らかになっていきます。

J.J.エイブラムス監督が、前作「最後のジェダイ」で描かれた世界観を継承しつつ、物語が進むにつれて驚きや感動を生み出していきます。特に、映像面での豪華な演出は圧巻で、ライトセーバーや宇宙船など、スター・ウォーズの醍醐味を凝縮したシーンが多くありました。

また、シリーズのファンにはたまらないオマージュが数多く登場しており、物語自体に思い出深い感動を与えられます。

デイジー・リドリー演じるレイ、ジョン・ボイエガ演じるフィン、オスカー・アイザック演じるポー、そして新たな仲間たちが見事な演技で物語を引っ張っていきます。また、キャリー・フィッシャーさんの演じるレイア・オーガナが、先日亡くなられた彼女にとってのラストの出演作品となりました。

そして、皇帝ペイパティーンを演じたイアン・マクダーミドが、本作でも力強い演技を披露。恐ろしくも魅力的な悪役を演じています。

「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」は、5年にわたる新三部作の集大成にふさわしい、スター・ウォーズの世界観を存分に味わえる映画でした。演出やキャスト、特殊効果にも問題なく、ストーリーにもしっかりと締めくくりがあって、感動的なラストは涙無しでは見られないものでした。

スター・ウォーズファンはもちろん、これまで興味を持っていなかった人でも、楽しめる映画だと思います。スター・ウォーズの映画をこれから見る人には、まずはシリーズから見てほしいと思います。「スター・ウォーズ／スカイウォーカーの夜明け」は、全てのスター・ウォーズファンにオススメです。