映画『天気の子』レビュー

あらすじ

天候をコントロールする少女・陽菜と彼女に恋する高校生・帆高が織り成す、青春恋愛ファンタジー映画。

感想

本作は、監督の新海誠氏が手掛けた最新作であるが、そのクオリティは非常に高く、非常に美しい映像とともに青春の情熱を描いた作品となっている。まずは映像面についてだが、新海氏の得意とする”水”をはじめ、雨や夕日の描写等、細部に至るまで非常に美しく描かれている。また物語の進行に合わせて空模様が変化していく演出も特筆に値する。

物語については、新海氏の作品らしい、切なく繊細な恋愛模様が中心となっている。ある一方で天気のように自由自在に行動できる主人公・陽菜と、そうでない高校生・帆高の寂しさや孤独感が描かれ、その差異によって生まれる葛藤や人間関係が物語の背景として描かれている。また、陽菜の秘密が徐々に明らかとなる展開も丁寧に描かれており、最後まで引き込まれるストーリー展開であった。

音楽に関しては、RADWIMPSが主題歌を担当しており、作品とともに共感や感動を呼び起こす、非常に素晴らしい楽曲だった。

まとめ

本作は、細部にまで描かれた美しい映像美、繊細で切ない恋愛模様、秘密の真相が徐々に明かされる展開等、非常に高いクオリティを持つ作品である。新海誠監督であることを鑑みても、期待以上の完成度であり、国内外問わず多数の映画賞を受賞している。

※記事内の画像は『天気の子』公式サイトより引用


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