「天気の子」感想レビュー

ストーリー

主人公の高校生・森嶋帆高は、孤独を抱えつつも雲を見上げることが好きな少年。ある日、都心に転校してきた彼は、雨女の陽菜と出会う。彼女は、自分の気持ちと同じように、曇っている空を好み、帆高と共に晴れを呼ぶ儀式を始める。しかし、不思議な現象が起こり、これまで以上に天気が荒れるようになる。

2人が向かったのは、劇場版の見どころでもあった青森県八甲田山。そこで、突然現れた都会から逃げてきた少女・愛鈴と出会う。3人は、天気や水の力を操ることができる「天気予報士」と出会い、共に現代社会に縛られずに自由自在に生きる方法を学ぶ。

感想

本作の魅力は、圧倒的な映像美と音楽にある。日常的な風景が描かれるシーンでも、ドローンのように上空から街並みを映し出し、雨が降る様子や水たまりの映り込みが美しい。

また、音楽も印象的。主題歌を含む楽曲が、物語に寄り添うように流れ、感動的なシーンでは涙が止まらなかった。

しかしながら、ストーリー自体はやや浅く、何度か伏線が張られたものの、それらが解決されないまま物語が進行した感がある。登場人物たちの心情描写も不足しており、最後に何を感じ取ったのかがわからない場面もあった。

まとめ

「天気の子」は、映像や音楽に注目したい人にはオススメの作品。しかし、ストーリーに深みが欠け、登場人物の心情描写が不足している点が残念な部分と言える。それでも、現代社会の中で自由に生きる方法を探す3人の冒険は、見る人によっては希望や勇気を与えてくれるかもしれない。


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