『君の膵臓をたべたい』の感想

あらすじ

『君の膵臓をたべたい』は、住野よるの小説を原作とした青春映画である。主人公の“僕”は、ある日、学校でクラスメイトの山内桜良が書いた日記を拾う。そこには、重い病気を抱えることが明かされていた。桜良は、自分と“僕”だけについて語り合うことで、日々を生きていく。彼女の笑顔は、病気を抱えながらも、明るさを失っていなかった。しかし、ある日、突然容態が悪化して……。

感想

この映画は、桜良の最期に、彼女を悲しませないために周りの人々が力を合わせて、彼女が旅立てるように導いていくストーリーが描かれている。彼女の病気が公表されていないため、周りからはたくさんの“なぜ”が出てくるが、彼女らしく最期まで全力で生きることを選び続けたことに感化された。

特に、主人公の「僕」が、彼女との関わりを深めるにつれ、自分自身の呼吸法も変わっていく描写が印象的だった。桜良にとって、“不器用さ”は、亡くなるまで自分を守り、出した言葉だった。それに対して、周りからは“可愛いく感じる”場合があるが、彼女の色に合わせながら、彼女を尊重できる人でありたい、という主人公の言葉は、彼女以外にもある程度良心的な人は、頭の中に浮かぶのではないだろうか。

あと、同じクラスメイトであるハルキ役の北村匠海さんの存在感が強かった。最初は主人公と対立関係にあったはずが、桜良を愛し、彼女に寄り添い続ける姿には、涙が出てしまった。匠海さんは、熱く、誠実な人物像を透かし、映画に大きな迫力を持たせたと思う。

まとめ

『君の膵臓をたべたい』は、小説から原作を持ちながらも、しっかりと映像化されたように感じられる。本当に“君の膵臓をたべたい”という意味スタートするタイトルが、映画全編観て初めて理解できる展開にも、興味深く見ていた。この作品は、人の命に対する大切さ、友情、家族愛、恋愛と、たくさんの要素が含まれている。是非とも、たくさんの方に観てもらいたいと思う。


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