映画『君の名は。』のレビュー

あらすじ

田舎に住む高校生「瀧」は、奇妙な夢を見続ける。同じような夢を時々見ている「三葉」も、都会に住む高校生に戻っていた。瀧は、どうやら三葉と夢の中で入れ替わっていることに気づく。二人は、お互いの生活を楽しむ一方で、それぞれの思いがコミュニケーションの減った現代社会に揺らめく姿が描かれる。

感想

「君の名は。」は、細部にまでこだわった美しい映像が印象的な作品だ。三葉が住む田舎や、瀧が住む都会は、それぞれに特徴的な風景が描かれ、日本の美しさを再発見できる。また、入れ替わった二人がそれぞれ味わう感情や、現代社会に生きる若者たちの葛藤がリアルに描き出されているところが、この映画の魅力だ。

音楽も素晴らしく、劇中のシーンをより一層盛り上げている。「前前前世」や「なんでもないや」などの楽曲は、映画を見た後にも聴きたくなる名曲ばかりだ。

ただ、ストーリーがやや展開が乱れたために、混乱してしまう場面もあった。また、終盤の展開が急すぎるという意見もあるようだが、個人的には感動的なラストシーンで満足した。

まとめ

「君の名は。」は、美しい映像と素晴らしい音楽が魅力の作品だ。ストーリーにやや難があるものの、感情移入しやすく最後まで見ていて楽しい映画だ。