「ミッドサマー」レビュー

ストーリー

主人公のダニは家族を失い、恋人クリスチャンとの関係もうまくいかずに苦しむ中、スウェーデンの遠い村で行われるミッドサマー祭りへ参加することになる。そこで彼女たちは、厳しいルールに従って祭りに参加する村人たちと出会い、徐々に異常な雰囲気を感じ始める。

演出

映像美と音楽が相まって、ある種の狂気を表現している。特に祭りのシーンは、色鮮やかな衣装と壮大な舞台が印象的だ。また、暗いシーンでも明るさがあり、どちらかというと明るめの映像になっている。

演技

主演のフローレンス・ピューが素晴らしい演技を見せている。ダニの心の弱さや葛藤を、見事に表現している。また、クリスチャン役のジャック・レイナーも、自分の考えに迷いや葛藤を追体験しているかのような演技を見せている。

エンディング

物語の結末は、非常に異様で衝撃的だ。このエンディングについては好みが分かれそうだが、私自身はとても面白く、印象に残るエンディングだった。

総評

「ミッドサマー」は、スリラーをサイコロジカルに織り交ぜた、まさに独特な映画だ。演出や演技、エンディングまで完璧な面白さを持ち合わせている。ただ、暴力描写が多いため、弱心な方にはオススメできないかもしれない。