映画『タイタンズの逆襲』レビュー

ストーリー

本作は、『クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ』の続編として製作されたファンタジーアクション映画である。物語は、ギリシャ神話の神々の戦いを描いており、主人公のペルセウスは、神々の世界と人間の世界を繋ぐ大洋の獣クラーケンを倒すため、タイタンズの力を借りて戦う。

本作は、前作の続編ということもあり、ストーリー展開はそれなりに予想できるが、それでも十分に楽しめる。また、神話の世界観については、前作以上に詳しく描かれており、神々や魔獣のデザインも非常に洗練されたものになっている。

演出・映像

本作の演出・映像は、壮大なスケール感が非常に印象的である。戦闘シーンでは、特に魔法や神々の力を駆使するシーンが多く、見る者を圧倒する迫力がある。また、タイタンたちのデザインも非常に力強く、存在感がある。

一方で、本作は3D上映向けに作られた映画であるため、2Dで鑑賞した場合はやや物足りなく感じることもある。また、本作は格闘シーンが多いため、撮影が非常に難しいこともあり、時折カメラの揺れが目立つ場面がある。しかし、全体的には非常に見応えのある映像作品である。

キャスト

本作の主人公であるペルセウスを演じるサム・ワーシントンは、前作に引き続き、存在感のある演技を見せている。また、本作では、ペルセウスの父親であるゼウス役をリーアム・ニーソンが演じ、非常に権威ある演技を見せている。その他にも、ラルフ・ファインズやロザムンド・パイクら実力派俳優たちが脇を固め、非常に高い演技力を発揮している。

総評

本作は、前作以上によく練られたストーリーと迫力満点の映像で、シリーズファンはもちろん、アクション映画好きにも非常におすすめの作品である。ただし、3D上映でない場合は、映像の迫力が半減するため、できれば3D上映で鑑賞することをおすすめする。