『天気の子』感想レビュー

あらすじ

東京で高校生の男子・帆高は、自分が書く天気予報が的確で知られるようになっていた。そんなある日、都心のビル屋上で不思議な少女・陽菜と出会う。彼女は雲を操って天気を変える力を持ち、そんな彼女を追う男たちが現れる。

感想

まず言いたいのは、本作はビジュアルがすごいということ。雨や雲、空、海など、自然の表現がとても美しく描かれている。また、ストーリーも非常に心に響くもので、天候と自分の感情の共通点を描き出すところが素晴らしい。特に、陽菜の背負う孤独と、帆高の未来への不安が描かれたシーンは、胸が締め付けられるような感動があった。

そして、音楽も本作の魅力のひとつ。RADWIMPSが担当した楽曲は劇中にぴったりで、映像が余韻を残すように、音楽も心に残る。

ただ、ラストの展開には違和感を覚えた。前半の物語が丁寧に描かれていたため、終わり方が急にきたように感じられ、物足りなさが残った。

まとめ

『天気の子』は、美しいビジュアルと感動的なストーリー、素晴らしい音楽が魅力的な作品である。ただ、ラストに違和感が残る点が少し残念だった。それでも、自然と人間との共通点を描いたメッセージは、見終わった後に考えさせられるものがあった。