映画『君の膵臓をたべたい』レビュー

あらすじ

主人公の「僕」は、ある日クラスメイトの山内桜良と膵臓がんであることを知る。2人は秘密の契約を結び、桜良が予め作っておいた日記を2人で読むことに。それを通じて、2人はお互いの心を理解し、成長していく。

感想

この映画は、原作小説の良さをそのまま映像化した感があります。桜良の死を前提とした契約があるため、観客もストーリーの行く末を覚悟した上で鑑賞できます。また、映像の美しさや色彩、音楽も抜群で、感動的なシーンでは涙が出てしまいました。

ここからは、ネタバレありの感想になります。観ていない方はご注意ください。

特に印象に残ったのは、桜良が生きるために行動する姿勢です。彼女は主人公に対して「私は生きるために、過去のことを振り返らない」と言い、その姿勢に主人公も感化されます。そして、最後には桜良が自宅に戻って、山内家ではお母さんが送り出してくれた桜良が青空を見上げ、風に舞う桜の花びらに触れるシーンに感動しました。

ただ、桜良が死ぬ場面は非常にショッキングでした。特に、彼女が「生きるために努力してきたのに、死んでしまうのは許せない」という発言が、心に刺さりました。また、映画終盤で主人公が桜良の日記を読み終えた後、仕事に行くシーンがあるのですが、そこで主人公の涙を流しながら仕事をするシーンが印象的でした。

まとめ

『君の膵臓をたべたい』は、原作小説の良さを存分に映像化した感動作です。美しい映像・音楽・色彩に加え、主人公・桜良という2人の成長物語が見所です。ただ、涙を流してしまうシーンもあるため、敏感な方は注意が必要です。


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