映画『君の膵臓をたべたい』の感想

あらすじ

『君の膵臓をたべたい』は、「共病文学」と呼ばれるジャンルの小説を原作とした青春映画である。主人公の僕（山崎賢人）は、クラスメイトである「膵臓の持病を抱える少女」と出会い、彼女の人生哲学や夢を知っていくうちに、自分自身も変化していく。

感想

本作は、青春映画としては珍しく、主人公の視点ではなく、彼女の視点から話が進む点が特徴的である。また、彼女の病気が物語の核となっているが、重いテーマであるにもかかわらず、ストーリーは重くなり過ぎず、軽いタッチで描かれており、感情移入しやすい。

また、出演者の演技も素晴らしく、山崎賢人が好演した。クールに見えるが、少しずつ変化していく彼の心境が、丁寧に描かれていた。また、主役の病気を抱える少女を演じた浜辺美波の演技も圧巻であった。彼女のあどけなさや純粋さが、物語を盛り上げていた。

音楽面でも、映画の世界観をより深く描いていた。主題歌には、羽生まゐごの楽曲が使用され、物語性の深い歌詞が、物語を更に盛り上げていた。

まとめ

『君の膵臓をたべたい』は、青春映画として観る人を感動させる作品である。物語は、病気を抱えている少女が、人生の哲学を語りながら成長していくという、切なくも美しいものである。演技や音楽、映像も見応えがあり、心に残る作品である。

※本記事は、個人的な感想を述べたものであり、映画評論家ではありません。