映画『ラ・ラ・ランド』レビュー

ストーリー

『ラ・ラ・ランド』は、ロサンゼルスを舞台に、ジャズピアニストのセバスチャンと、女優を夢見るミアの恋愛と夢を描いたミュージカル映画です。

セバスチャンは、自分の店を持ってジャズを演奏することを夢見ています。一方のミアは、オーディションを受けながら、演技の勉強をしている日々です。偶然、二人は出会い、徐々に惹かれ合っていくのですが、お互いの夢と現実の間で揺れ動きます。

監督のデイミアン・チャゼルは、『ウィプラッシュ』でアカデミー賞を受賞した若手監督です。音楽やリズム感を緻密に描写し、見事な演出力を発揮しています。

主演のライアン・ゴズリングとエマ・ストーンは、それぞれにダンスや歌唱のシーンに挑戦し、見事な演技力を見せています。特にエマ・ストーンは、ストーリーの中心となる役柄を大胆に演じ、アカデミー女優賞を受賞しました。

『ラ・ラ・ランド』の音楽は、ジャズやミュージカル調のオリジナル曲で構成されています。作曲を手がけたのは、ジャスティン・ハーウィッツとベンジ・パセックのコンビで、アカデミー賞に輝くなど高い評価を受けました。

挿入歌の中で、特に印象的なのは「City of Stars」と「Audition」です。曲調も美しいですが、ストーリーに合わせて歌詞も非常に深いです。

『ラ・ラ・ランド』は、映像・音楽・演技が全て充実している素晴らしいミュージカル映画です。夢を追いかける若者たちのストーリーは、どんな年齢層にも共感を呼び起こすはずです。見終わった後は、希望に満ち溢れる気持ちになります。是非、映画館で観てみてください。