映画「ラ・ラ・ランド」レビュー

ストーリー

主人公のセバスチャンはパイアニストとして生計を立てつつも、自分が思う本当の音楽を追い続けていた。そんな中、彼は女優を目指すミアと出会い、お互いに惹かれ合っていく。しかし、二人は仕事や夢の追求といった現実の問題に直面しつつも、自分たちの想いを貫いていく。

・「Another Day of Sun」のダンスシーン
映画冒頭、渋滞にはまった人々がダンスしながら移動するシーンは、料理映画「食べる女」のオマージュとも言われている。色とりどりの衣装とダンスのパワーが印象的だ。

・「City of Stars」のピアノ演奏シーン
セバスチャンとミアが星がきらめくランドマークで歌いあうシーンは、美しさと切なさが同居する。壮大なロスアンゼルスの夜景と、ライブ感あふれる音楽が心に刺さる。

・「Audition」のオーディションシーン
ミアが映画オーディションに臨むシーンは、圧巻の一言。自分自身が大事なものを見失いつつも、自分のことを素直に出せるようになるかのような瞬間だ。

この映画は、美しい音楽と映像、そして素晴らしい演技が見どころ。主人公たちの恋愛模様も心に刺さる。ただし、映画全体の雰囲気があまりにもロマンチックであることが欠点となる場合もあるかもしれない。しかし、夢を追う若者たちの物語は、観る者に希望と勇気を与えてくれる。全体的に素晴らしい映画であると言える。