「君の膵臓をたべたい」の感想

あらすじ

主人公の僕（ぼく）は自分自身を「平凡な高校生」と評し、あくまでのんびりと日常を送っていた。そんなある日、先輩の山内桜良（やまうちはるか）から「膵臓がんが見つかった」と告げられる。彼女は残りの寿命がせいぜい１年程度しかないことを突き止め、唯一の秘密である病気の事情をわざわざ僕に打ち明けたのだ。口止めをされた僕だったが、彼女との出来事を通じて、彼女が選んで歩んだ人生、そして自分自身についての気づきを得ていく。

感想

この映画は、原作小説が大ヒットしたこともあり、公開前から注目を集めていました。そんな期待に応えるかのように素晴らしい作品になっていました。

まず、映像の美しさが際立っています。桜の花びらが舞うシーンや、海辺での風景など、何度見ても心に残ります。また、主人公の夢の中に出てくる映像の独り言と重なる場面があり、独特の演出に感動しました。

そして、ストーリーも素晴らしいです。一見、ホロっとするようなロマンチックなラブストーリーかと思いましたが、実際に観ると主人公と桜良の成長の物語だと感じました。出てくる人物たちはそれぞれの過去を抱えていて、彼らが同じ空間で生きていることがやり取りをより深く、そして感情的にしていると感じました。

最後に、音楽も素晴らしかったです。『こころにあえたら』や『君の膵臓をたべたい』といった歌はいまでも耳に残っていて、映画館で聴くことができてよかったです。

この映画は「涙が止まらない」という感想も多数あるか涙を流してしまうほど感動的な作品でした。ぜひ、観て感動してほしいと思います。

以上