『君と100回目の恋』レビュー

ストーリー

本作は、日本ではめずらしいタイムループもののラブストーリー。主人公の葵は、将来の夢を見据え、自分に厳しい大学生。ある日、街を歩いていると、見たことない女性・こころと出会い一緒にコーヒーを飲むことに。そして、その日から過去と同じ日を繰り返してしまうことに…。

キャスト

・葵:小栗旬
・こころ:土屋太鳳

鑑賞した感想

タイムループものは、過去に『リピート』や『リトル・フォレスト』など、洋、邦どちらからも幾度となく映像化されているが、本作は、このジャンルを活かしたラブストーリーとして新しいアプローチを見せてくれた。
特に、小栗旬演じる主人公は、このジャンルでは重要な役割を担うキャラクターとして台詞回しが秀逸で、物語のリズムを明るくしていた。土屋太鳳もまた、恋愛映画におけるファンタジーシチュエーションを演じ分けて、本作の魅力を大きく高めていた。
また、ストーリーの中には、何度も同じ日を繰り返すというシチュエーションなので、テーマ曲を中心にBGMを計算し、違和感のない音楽演出になっていた点も評価できる。

まとめ

近年の日本の映画界は、完結オリジナルストーリーや、独創的なアイデアを盛り込んだ映画など、多様な分野で成果を挙げている。本作はその中でも、洋画同様の視点と感性を有し、ラブストーリーとしてもおすすめの一本だ。


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