感想：新宿スワン

ストーリー

　新宿で風俗嬢をしている売れっ子・天野真理（土屋太鳳）は、同じ風俗嬢の仲間たちと共に、高収入を目指して日々奮闘していた。そんなある日、天野はある組織「アップル」と出会い、そこから始まる激しい戦いを繰り広げることになる。

印象的なシーン

　本作の印象的なシーンとして挙げられるのは、アップルのメンバーとの対決シーンである。天野や彼女の仲間たちは、それぞれのスタイルを生かしながら相手を倒していく様子は見応えあり。また、尾野真千子演じるアップルの女性メンバーの存在感も素晴らしい。

演技力

　本作は豪華なキャストであるが、特に抜きん出た演技を見せたのは主演の土屋太鳳だろう。風俗嬢という役柄に引け目を感じさせず、自然体で演じきっている。また、松坂桃李演じるイケメン風俗嬢・京極蓮にも目が離せない。

音楽

　本作の音楽は、アグレッシブでエッジの効いた楽曲が多く、映画のテンポを上げてくれる。特に劇中で流れる「MIXXXTURE」の曲は、スリリングな展開にぴったりとマッチしている。

総評

　本作は、風俗嬢たちによるアクション映画という、珍しいジャンルの映画である。豪華なキャストや、挑戦的な設定も相まって、見ているこちらもドキドキと緊張感を味わうことができる。土屋太鳳の演技力に加え、アップルのメンバーとの対立も見どころの一つである。音楽も映画のテンポを高めてくれる。アクション映画が好きな人には、ぜひ見てほしい作品である。
　

以上、新宿スワンのレビューでした。