「レディ・バード」レビュー

ストーリー

カリフォルニア州サクラメントに住む高校生のクリスティン(愛称レディ・バード)は、母親との関係や自分自身のアイデンティティに悩みつつ、大学進学を目指して奮闘する。友情や恋愛、家族の絆や別れなど様々な人間模様を描く。

キャスト

・レディ・バード:サーシャ・ローナン
・マリオン(母親):ローラ・メトカーフ
・ダニー(父親):トレイシー・レッツ
・カイル:ティモシー・シャラメ
・ジュリー:ビー・フェルドスタイン

感想

本作は、純粋に心温まる青春映画であると同時に、登場人物の内面や人間関係を丁寧かつリアルに描き出している。レディ・バードを演じるサーシャ・ローナンは、主人公の葛藤や感情変化を見事に表現しており、高校生活が詰まった1年間を描いた本作を象徴する存在であると言えるだろう。

また、母親であるマリオンを演じるローラ・メトカーフの演技も素晴らしく、子供を思う親の気持ちや苦悩が良く描写されている。彼女の演技がなければ、レディ・バードが抱える問題や悩みが鮮明に伝わってこなかったはずだ。

サクラメントという、フランシス・フォード・コッポラ監督の出身地でもあるカリフォルニア州の街を舞台に、一人の少女の成長と夢が描かれる本作は、見終わった後に温かな気持ちになれる、素晴らしい作品であると思う。普遍的なテーマでありながら、登場人物たちの個性や日常的な描写が随所に盛り込まれた本作は、映画という娯楽だけでなく、人生について考えるきっかけを与えてくれるだろう。

以上が、「レディ・バード」のレビューでした。


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