『君の膵臓をたべたい』レビュー

あらすじ

主人公の僕は、何でも棚からひとつだけ選ぶ「ひとり遊び」をしていた。ある日、担任の先生からクラスメイトの山内桜良の「秘密」を知らされる。桜良は余命わずかな病気を抱え、それを隠して一人で生きている。僕は、桜良との日々を過ごしながら、彼女との出会いが僕自身の人生を変えていくことに気づく。

映画評価・感想

本作は、高村光太郎氏の小説を原作とする青春映画である。中学生や高校生には特におすすめの作品である。数々の賞を受賞した小説を映像化しただけあり、描写には丁寧かつ細かな配慮があり、観終わったあと感動が残る一本である。

主演の北村匠海と浜辺美波は、まさに青春そのものである。キャリアの浅い二人ではあるが、素晴らしい演技力で、映画の世界観を繊細に表現していた。

また、映像の美しさも特筆すべき点である。自然の中での青空や静かな海の映像は、丁寧かつ美しい装飾となっている。音楽も非常に印象的で、映画の物語と映像を一体化させていた。

ただし、あくまでも青春映画であるため、プロットには明らかに「意図的」な部分がある。感動的なシーンに至る展開の惹きつけ方にはややドラマチックすぎる部分もあるが、全体として、美しい映像と素晴らしい演技により、美しい青春映画となっている。

まとめ

『君の膵臓をたべたい』は、原作の高村氏が思いを寄せた短い人生とその副産物としての恋愛を描いた青春小説であり、その映画化でもしっかりと高められていた。美しい映像と素晴らしい演技で、感動的な映画となっている。特に青春映画ファンにはお勧めの一本。


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