映画「君の膵臓をたべたい」の感想

ストーリー

主人公の天野春香と共に自分が余命僅かであることを告げられた同級生の山内桜良との交流を描いた青春映画である。2人は春香が偶然見つけた「共病文庫」をきっかけに、桜良が子供の頃から付き合っている友達で、春香とどうやって付き合っていけばいいか相談をしながら、桜良の最後の日々を共に過ごしていく。

キャスト

  • 天野春香:北川景子
  • 山内桜良:浜辺美波

感想

この映画は、「君の膵臓をたべたい」というタイトルから、どうも暗い雰囲気の映画のように感じられるが、実際はそんなことはない。物語は、桜良が持っていた「共病文庫」という読み物をきっかけに描かれる。文庫に書かれていた文章から、桜良が持つ死への執着や命の大切さを説明し、それを受け止めながら桜良と過ごす、共有する時間の大切さが映画を通して伝わってきた。

また、キャストも素晴らしい演技を見せていた。特に、浜辺美波が演じた山内桜良は、病気が進行する中でも強い意志を持って生きようとする姿に共感しかなかった。北川景子演じる天野春香は、明るく元気なキャラクターで、桜良に対して前向きな言葉や行動を送る姿が印象的だった。

家族、友達、恋人、それぞれの間で揺れ動く2人の心の交流は、青春映画の中でも傑作中の傑作と言える。特に小説が好きな人にお勧めしたい。芸術的な美しさと、生々しさ、ちょっとした切なさ、そして何よりも生きることの美しさを教えてくれると感じた。様々な感情を共有することができる素晴らしい映画だった。

評価

★★★★★

あらすじ

天野春香は、おしゃべりで、暑苦しい女子高生。ある日、偶然「共病文庫」という日記を拾ってしまい、そこで自分が余命僅かであることを訴える同級生の山内桜良と知り合う。2人は再会を誓い、桜良が残された日々を、ふたりで過ごしていく。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です