『君の膵臓をたべたい』の感想レビュー

概要

『君の膵臓をたべたい』は、住野よるによる同名の小説を原作とした日本の映画作品である。主演の浜辺美波と北村匠海が演じる高校生2人の恋愛を通じ、病と向き合う人々の温かさを描いている。

ストーリー

主人公の「僕」は、通っている高校で、同じクラスの山内桜良と出会う。偶然、桜良の日記を見てしまった僕は、「膵臓がん」と宣告され末期の病を患っていることを知る。桜良から「共病している」と誘われた僕は、2人で日記をつけることになる。桜良の病状が悪化する中、恋愛感情が芽生える。

感想

この映画は、終始感情移入ができ、心が揺さぶられるストーリーである。 浜辺美波が演じる主人公の「僕」は、人見知りで自分の感情を表現できないでいるが、内面では人一倍優しい性格が描かれている。桜良を演じる山田玲奈は、病気によって変わりゆくキャラクターを見事に演じきっており、その微妙な表情やセリフからは病と向き合う覚悟が読み取れる。また、北村匠海が演じる矢波の存在感も十分で、3人の演技が物語の臨場感を高めている。

また、登場人物たちの友情や恋愛など感動的であると同時に、彼らの反応や立ち振る舞いから得られるメッセージが強く印象に残る。特に病気に苦しむ人々や、家族や友人に対しての思いやりや、自分自身と向き合う勇気を持つことの大切さが伝えられる。

総じて、『君の膵臓をたべたい』は、泣けるけれども希望に満ちた作品であり、観る人たちに勇気と感謝の気持ちを与えてくれる傑作であると言える。

画像は映画ナタリーより引用